A: アンジェリーナ・ジョリーは、母親が乳がんで苦労し、56歳で死去。彼女には6人の子供がいるので、56歳で他界する訳には行かない。とのことで、両乳腺切除術を受けた訳ですね。
乳癌の遺伝子には、BRCA1とBRCA2があり、乳がん患者の45%~90%が等これ等の遺伝子を持っており、TP53とPTEN genesを持っていると、リスクが更に上がる事が知られています。とくにAshkenazi Jewish の場合、遺伝子検査をお勧めします。 また、両乳腺切除術後でも、BRCA1ないしBRCA2の遺伝子は、乳頭にも、乳輪にも放置されたままで、全てを取り除いて居ないので、免疫を活性化しないで行うアメリカの方法は、失敗する可能性が残っています。 また、卵巣癌になる可能性と、甲状腺癌や消化器癌のリスクは、残されたままですので、さくらクリニック博多の最先端癌治療をお勧めしますね。 大和撫子の場合、BRCA1遺伝子やBRCA2遺伝子の変異の遺伝性乳癌に対する寄与度は低く,遺伝性乳癌の罹患年齢もやや高齢化していることなどが明らかにされている1)。 日本人の遺伝子は未だはっきりとは判っていないので、今後の問題かと思われ、特に手術を勧めることは致しませんが、発癌遺伝子を見て診たい人が居れば遺伝子分析はやりましょうね・・・・手術は日本人の遺伝子の論文を読んで考えましょう。
さくらクリニック博多では、
■ NK細胞の数を増やす事と、
■ パトロールに出ていく免疫細胞群を増やす事を行っています。
通常1億匹の免疫担当細胞がパトロールしていた人は、癌に成りやすく、その数を100億匹に増やすと殆ど癌の発症はなくなると考えています。
■ 治すときは、免疫細胞より強い、線維芽細胞も動員してやっつけに行かせています。
ここまで行うと、例え癌に成りやすい遺伝子があっても、Angelina Jolie のような何にも起こってない段階で来てもらうと、96%の確率で、平均寿命迄は助けれると考えております。 もちろんVEGFに対する抗体やホルモン等を使うと、98%迄抑え込めると考えています。
日本の最先端技術を使うと、このように良い結果が期待できます。
参考文献
1) 富永 祐民, 黒石 哲生、疫学からみた乳癌のハイリスクグループ 日本乳癌検診学会誌 Vol. 7 (1998) No. 2
2) 関根 正幸, 田中 憲一, 家族性卵巣癌, W’waves, Vol. 5 (1999) No. 1
https://www.jstage.jst.go.jp/article/wwaves1995/5/1/5_1_59/_article/-char/ja/