Q: 出血はどのようにして止めるのですか?

A:最先端の治療法は、
先ず 血圧を下げます(すでに下がっている場合は即点滴)。90mmHg~120mmHg, 下がっている場合は応答が存在する程度に調整。
同時に、Vitamin C で血管の成分であるコラーゲンとエラスチンの遺伝子発言を行います。
そうする事で、出血領域の細胞では、コラーゲンとエラスチンのmRNAの翻訳が起こります。 エラスチンのカルシウム結合サイトに3か所をカルシウム3分子で活性化し、コラーゲンの前駆体三本ずつを束ねてコラーゲンの繊維が出来るので、血管を修復することが出来ます。 出来たてのコラーゲン繊維と繊維との結合はビタミンB2とビオチンで行います(Post translational modifications)。

Biochemistry 的説明としては上記の説明ですが、日本での実際の処方は、
Rp. ビーフリード500ml +
. アスコルビン酸   2g
. ジアイナミックス  1A
. ソルコセリル  1A
. アドナ     1A
. また、線維素溶解系や種々の薬剤に対する耐性を増すための対策としては、下記の処方を行います。

飲み薬としては、
シナール ( 200 )         1T    1xM  ( 鼻出血・皮下出血・
アスパラCa ( 200 )        1T       白まなこ出血・仮性生理
カルバゾクロムスルホン酸Na(30) 1T       ・乳汁への出血 時に服用 )
ケーワン(5)            1T
.                                                                          ___3___ TD
.                                                                                                X 2 クール分

ラベプラゾールNa(10)    2T / 2 x MA   3 TD
ファモチジン錠(10)      2T / 2 x 昼眠  3 TD
ランソプラゾールOD錠15  1T / 1 x M    3 TD
.                                                                                                X 2 クール分

注意: ビタミンC とトランサミンを同時に投与すると血管内でクロッティングをひきおこします。

Q: 脳溢血の予防は出来ますか?

A: 脳溢血には、脳出血と脳梗塞があります。予防の仕方が違うので注意を要します。

1) 脳梗塞の予防
急に来る脳梗塞は、ストレス性が多い。 例)故小渕恵三首相は、小沢一郎との対談後の記者会見の時に、言葉が出なくなった。 ご承知のように、細胞の生命維持装置は、ビタミンB1とグルタチオンが無いと動かない。 日々のストレスの上に超弩級の小沢対談ストレスが加わり、脳細胞がビタミンB1を使いすぎ、肝臓がグルタチオンを作らなくなり、赤血球にH2O2が溜まり膨化。あちこちでドロドロ赤血球の連銭形成が起こり、一度血栓がひっかかるとドンドン詰まってゆくと言う状況になっていた訳です。当時グルタチオンは、脳梗塞や心筋梗塞や腸間膜血栓症、いわゆる保険診療では、血栓症への実質上の使用禁止と成っており、薬でビタミンの作用を作り出す事が出来ていなかった訳ですね。

1970年代には、心臓に血栓が出来てから、それが飛んで脳梗塞に成るとの説明がされていましたが、21世紀では、実は最も良く動いている心臓に血栓が出来る時には、すべての領域で血栓が出来つつあり、飛んで来なくてもあちこちで血栓が詰まりかけて居り、大変な状況だ!!と言う事です。 MCFANで見ますと、みるみる詰まるのが判ります。

予防には、グルタチオンを多く含む食品で、コレステロールやナイアシンや中性脂肪を多く含まないものがいいです。 生で食べるトマト、りんご、食べたら良い物にアスパラガス、ブロッコリーがあり、鰯、タラ、赤貝にも含まれています。 細胞がドロドロに成るのを防ぐには、細胞の生命維持装置を活性化するのが一番です。 二番めにしなければならないのが、血症版を血管内から出来るだけ取り除く必要があります。 勿論保険診療でよく使われている殺鼠剤であるワーファリンは、素人が使うには危険すぎます。 むしろ玉葱を食べてサラサラにするのが良いですね。 玉ねぎの中のAllicin や Quercetin が安全ですね。 蕎麦のもやしの中に入っている beta-Rutin も良いのですが、なかなか手に入りにくい。蕎麦のもやしが売ってない。

2) 脳出血の予防
急に来る脳出血は、血管の危弱性によっている事が多い。 通常動脈硬化が原因と成っています。
それ故、血管の危弱性と動脈硬化両方を治療しておかないと予防は出来ない事と成ります。
方法としては、血管掃除をして少し修復、血管掃除をして少し修復を繰り返しますと、安全に血管を掃除出来ます。
簡単な方法としましては、VitaminC と Calcium を時々取って時々強化する。

3) 注意事項 脳梗塞に成りかけの時は、血管強化は、梗塞の予防をしてからが良いですね。
脳梗塞の予兆は、
a) 頭に雲がかかったみたいの時、
b) 血圧が通常以下で、脈圧が(上-下: 収縮期血圧-拡張期血圧)が40mmHg以下の時、特に30mmHg以下は脱水症
c) コレステロールを多く含む食品を食べすぎた時、例えば、同窓会で、タコ、イカ、エビ、牡蠣、アワビ、イクラ等の魚の卵類、チーズ、バターをふんだんに使った料理を食べて、アルコール性の脱水症が加わる時。
d) 体が傾く時。
a), b), c), d) は、次の日には、大変な脳梗塞が出る可能性が高い。c) に至っては翌日から起きて来ない事も多々有ります。 さくらクリニック博多では予兆で、直ぐに治療をします。
お金に余裕が有る人には、MRIによる虚血ルーチンを行っています。

Q: 高血圧は脈圧コントロールを行う必要がありますか?

A: 必要ですよ!! (さくらクリニック博多では、サプリメントで血管掃除して下げます)
簡単な高血圧のコントロール方法
1. 最初にARB(アンギオテンシン受容体阻害剤)を選びます。
例1 ディオバン20, ディオバン40, ディオバン80, ディオバン160
輸出腎動脈を拡張し、20~180mg までありますので、使いやすい。
例2 ミカルディス錠20mg/ミカルディス錠40mg/ミカルディス錠80mg
塩の排泄作用が強いので、辛い物好きの人にはファーストチョイス
2. 2剤目には、カルシウム拮抗剤のシルニジピンを選びます。
例 アテレック5、アテレック10
輸出と輸入腎動脈を拡張するので、他の輸入腎動脈を拡張するカルシウム拮抗剤は出来るだけ使わない。
3. 脈圧コントロール法
血圧が 140mmHg 以上で、脈圧が(上-下)が70mmHg以上の時
アニスタジン(2) を使用する。 降圧利尿剤である。
4. 血圧が 160mmHg 以上の時 ACE (アンジオテンシン変換酵素) 阻害剤である
タナトリル錠5 を使用する。  副作用の咳が出る人には使用しない。
ミカルディス錠20mg(ミカルディス錠40mg/ミカルディス錠80mg)を使用します。
5. 血圧が 200mmHg 前後以上がっている場合 上記 3, 4 を行いながら
5%ブドウ糖 500ml + ラシックス(20) 1A (塩抜き点滴とも言う)
吐き気が有る場合
フルクトラクト200mlを100mlに減じて + ラシックス(20) 1 A + プリンペラン(10) + アリナミンF(25) + タチオン(200) の DIV
ビタミンB1とグルタチオンで血液がサラサラになります。 血液がドロドロになって血圧が上がっていることがあります。